用語集 | 総合宣伝課(12巻後半~15巻)

 

 

ナベカマ(鍋釜)

 

なべとかまとのように、生活にまず必要な台所道具。

 

 

本作では、

 

今まではカタログ制作という電機メーカーでは日常的に行われている仕事だったが、島耕作は総合宣伝課というトップシークレットの仕事を扱う部署に異動となった。

 

それを上司の中沢部長は「ナベカマのカタログ制作と違って、、、」と表現している。

 

 

寝首をかく(ねくびをかく)

 

人の油断に乗じて、卑劣なはかりごとで陥れる

 

 

本作では、

 

総合宣伝課で島耕作の部下たちはとても優秀な人材。

 

のんびりしていると部下たちに仕事でポジションを奪われるかもと中沢部長からのアドバイスを島耕作は受け取った。

 

アンチテーゼ

 

ある主張に対してそれを否定する内容の主張。

 

 

本作では、

 

フィリピンがどんどん豊かになっていくときにそれを反対する人が現れる。

 

ローラはそれを気にしていたが、新宿の高層ビルで島耕作と優雅な食事をしているときにやはり豊かになるべきと痛感した。

 

豚に真珠(ぶたにしんじゅ)

 

価値の分からない人に良いものを与えるなという意味の諺(ことわざ)

 

 

本作では、

 

オーストラリアのエレクトロニクス会社の社長が大泉裕介に百万以上する真珠のネックレスをプレゼント。

 

奥さんにということだったが、奥さんにつけてもらったところで「豚に真珠」だということで、馬島典子にプレゼントしている。

 

紆余曲折あって、大泉裕介の妻笙子がそのネックレスを手に持つが、ポイと捨ててしまった。

 

 

意匠権(いしょうけん)

 

新規性と創作性があり、美感を起こさせる外観を有する物品の形状・模様・色彩のデザインの創作についての権利

 

 

本作では、

 

全日本ツーリングカー選手権でフルスポンサー契約をするとチームの肖像権や意匠権が手に入りポスターやチラシの宣伝などが行えるようになる。

 

島耕作が課長となった総合宣伝課の一番最初の大きな仕事となった。

 

羊羹友達(ようかんともだち)

 

甘くてベタベタな友達

 

 

本作では、

 

大泉裕介が脳出血で倒れたのち体の自由が利かなくなり仕事ができなくなったため、馬島典子に対して別れるよう伝えた。

 

馬島典子はこれまでに十分なお金や物品をもらっており大泉裕介をパトロン以上に一人の人間として愛情を感じていたようで、大泉裕介に「羊羹友達でいいからさ」と伝えた。

 

跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)

 

ほしいままに行動すること。悪人などがのさばり、はびこること。

 

 

本作では、

 

木野会長が初芝電産には幾つもの派閥が存在しており、好き勝手やっている様を魑魅魍魎と表現した。

 

ゴマメの歯軋り(ごまめのはぎしり)

 

(「ごまめ」は「片口鰯」の稚魚を干したもので、ごく小さい魚が憤怒で歯ぎしりをするように)実力のない者・とるに足りない者が、いくら批判をしたところで何も変わるものではないということのたとえ、またそういうことをするものではないという戒め。

 

 

本作では、

 

初芝電産がスポンサーをしているチーム小野レーシングの社長である小野と、そのライバル、ソラー電機の秋山が同じ飲み屋に登場。

 

これまでの実績では圧倒的にソラー電機が上ということもあり、悔しくて小野が文句を言ったところ、秋山に「ゴマメの歯軋り」と揶揄された。

 

トーシロー

 

「とうしろ」や「とーしろ(トーシロ)」とも表記され、素人を意味する俗語。

 

 

本作では、

 

ソラー電機の秋山が偉そうにレースのことを語るので小野が怒って、秋山のことをトーシローと呼ぶ

 

ストックカーレース

 

市販車のカーレース

 

 

本作では、

 

島耕作の部下である鏡の恋人ジェフの息子マークがアリゾナ州でストックカーレースのレーサーをやっている。

 

チームに強いドライバーを探していたことから鏡がマークを引き抜いた。

 

百花繚乱(ひゃっかりょうらん)

 

いろいろの花が咲き乱れること。転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。

 

 

本作では、

 

キャンギャル審査会場にてずらりとならんだ美人を目の前に中沢喜一が言ったセリフ。

 

中沢喜一が仕事のことを忘れて楽しんでいるその裏では初芝電産の会長、社長が中沢喜一を社長にすべく動いていた。

 

魑魅魍魎(ちみもうりょう)

 

「狡猾に人を出し抜いたり悪だくみをしたりする化け物のような人間」の意

 

本作では、

 

役員会のことを木野会長が魑魅魍魎が入り乱れていると表現。

 

イッツノットマイビジネス

 

俺には関係ないねという意

 

 

本作では、

 

鏡晴美が引き抜いたレーサーのマークは決勝戦の前日二人で飲みに行った。

 

それ島耕作の部下佐々木とチームのマネジャー小野は「二人はできてる」と島耕作に伝えてきた。

 

島耕作自身は部下の色恋沙汰については干渉しない方針で「イッツノットマイビジネス(オレには関係ない)」と心の中でつぶやいた。

 

鏡晴美とマークのことをとやかく言ってた佐々木と小野は、夜中にレースチームのキャンギャルを自分のホテルの部屋に呼んでいるという酷い有様。

 

それも島耕作は偶然見かけたが同じくイッツノットマイビジネスとした。

 

ちなみに鏡晴美とマークはできていない。マークの父親と鏡晴美が恋仲にある。

 

 

 

人身御供(ひとみごくう)

 

人間を神への生贄とすること。転じて比喩的表現として、権力者など強者に対して通常の方法ではやってもらえないようなことを依頼するため、もしくは何らかの大きな見返りを得るために、理不尽にもかかわらずその犠牲になることに対しても使われている。

 

 

本作では、

 

マークはレースで優勝する見返りとして鏡晴美を抱きたいと言ってきた。

 

レース中ということもあり鏡晴美は選択の余地がなかったものの、やはり気分が乗らない。

 

島耕作にそのことを話すと、部下を人身御供するなんてバカげてるといって、マークに直接断りを入れた。

 

 

斟酌(しんしゃく)

 

先方の事情をくんでやること

 

 

本作では、

 

脳出血で右半身不随となった大泉裕介。病気の事情を理解していただきたいということを取締役会にて伝えた。

 

社長の座はすぐ下りず社長代行ということで木野会長が日々の執行を司ることとなった。

 

 

逸足(いつそく)

 

すぐれた能力をもっていること。また、その人。逸材。

 

 

 

オリエンテーリング

 

地図とコンパスを用いて、山野に設置されたポイント(コントロール)をスタートから指定された順序で通過し、フィニッシュまでの所要時間を競う野外スポーツの一種。

 

19世紀中頃スウェーデン軍が訓練の一環として始めたといわれる。

 

 

本作では、

 

新入社員に初芝電産の各部署を紹介する場。説明を聞いて新入社員は行きたい部署を申告する。

 

人気のある部署は当然申込が殺到する。とくに宣伝部門は仕事内容が派手で楽しそうな印象を与えるので。

 

今野のオリエンテーリングはつまらない話をクドクド、対して島耕作は総合宣伝課のビジョンを伝える場をカッコよく演じ格の違いを見せつけた。

 

ショールーム課のコンパニオンもオリエンテーリングに来ていたが、彼女たちの反応からも一目瞭然。

 

守銭奴(しゅせんど)

 

金銭に対する欲が強く、ためることだけに執着する人。

 

 

本作では、

 

すっぽん屋の女将田名網敬子が自分のことを守銭奴と呼ばれたことがあったと島耕作に告げた。

 

 

拝金主義(はいきんしゅぎ)

 

金銭を無上のものとして崇拝すること。

 

 

本作では、

 

すっぽん屋の女将田名網敬子が自分のことを拝金主義と表現。

 

かつて貧乏な暮らしをして苦労していたことが影響している。

 

運命論者(うんめいろんじゃ)

 

世の中の出来事はすべて、あらかじめそうなるように定められていて、人間の努力ではそれを変更できない、とする考え方。

 

 

本作では、

 

部長から突如として取締役になった中沢喜一が島耕作に向けて運命論めいたことを語り始めたので島耕作が驚いた。

 

キツネにつままれた

 

到底信じられない、化かされたような感じがする、といった意味を譬えていう言い回し。

 

 

本作では、

 

今野の入れ知恵で福田常務から島耕作に熊本転勤の命がくだった。

 

総合宣伝課が始まったばかりでこれからというタイミングなのになぜという気分をキツネにつままれたと島耕作が表現。

 

 

越権行為(えっけんこうい)

 

文字通り、「権限を越えた行為」のことで、代理行為などで問題となる行為ですが、法律的には「狭義の無権代理行為」と考えられる。

 

つまり、代理権の範囲を超えた代理行為のことで、言い換えれば「頼んでもないことを、自分の独断で勝手に行う行為」

 

 

本作では、

 

今野の入れ知恵で福田常務から島耕作に熊本転勤の命がくだった。

 

直接の上司である中沢取締役は島耕作とともにコスモス買収に向けてその話を聞かされたため、納得いかず福田常務に詰め寄るシーン。

 

島耕作の直接の上司にあたる中沢取締役が本来であれば人事に関する決定権があるが、それを福田常務がやったことに対して越権行為と伝えた。

 

 

ご注進(ごちゅうしん)

 

事件を書き記して上申すること。転じて、事件を急いで目上の人に報告すること。

 

 

本作では、

 

島耕作がセクハラをしている今野のことお中沢取締役に報告した。

 

苦々しく思っている今野はそのことを「ご注進」と表現した。

 

 

ディスポーザー

 

家電製品の一種。 調理用の流し台の下部に接続している排水設備に直接取り付ける生ゴミ粉砕機である。

 

 

本作では、

 

島耕作の部下である星が今野のことをディスポーザーと揶揄し、味噌汁をぶっかけた。