用語集 | フィリピン編(10巻~12巻前半)

 

ODA(おーでぃーえー)

 

政府開発援助(せいふかいはつえんじょ、英語: Official Development Assistance, ODA)とは、発展途上国の経済発展や福祉の向上のために先進工業国の政府及び政府機関が発展途上国に対して行う援助や出資のことである。

 

 

本作では、

 

フィリピンのイムス地区工業団地に初芝電産の工場を立ててほしいと経済産業省から大泉社長に依頼があった。

 

その際にはODAを使って入ることとなる。

 

以前は60億円のODAを使ってフィリピンの別の地区の工業団地に進出したが、未完成の工場やホテルが立ち並ぶゴーストタウンとなってしまった。

 

国も企業もODAについては慎重になっている。

 

 


バンロンタガログ

 

フィリピンで男性が正装として用いる上着

 

 

本作では、

 

フィリピンに出向した島耕作を現地の空港で待っていた樫村。樫村が着ていたのがバンロンタガログ。

 

暑い国のフィリピンでは涼しいバンロンタガログが実は正装となっていることに驚いた島耕作。

 

 

睥睨(へいげい)

 

にらみつけて勢いを示すこと。

 

本作では、

 

フィリピン人はプライドが高い。それだけに階級社会もきっちり受け止めている。

 

会社の中でも上下関係を意識しており、上司のいうことに部下はほとんどクレームをつけない。

 

そのために上司としての自信があるところを見せていく必要がある。

 

そう樫村から説明を島耕作は受けた。

 

フィリピン(ふぃりぴん)

 

地名。4月、5月が一番暑い。

 

 

本作では、

 

初芝電産の大株主である創業者吉原初太郎の娘大泉笙子の命令に背いた島耕作はフィリピンに出向させられることとなった。

 

 

 

エルミタ地区

 

地名。マビニ通りとデル・ピラー通りがあり、このゾーンをツーリストベルトと呼ぶ。バー、クラブ、ディスコ、マッサージパーラーなどが軒を連ねている。

 

 

本作では、

 

島耕作の先輩岡村にフィリピンの側面をのぞくキッカケとしてエルミタ地区のバーに案内された。

 

 

スタグフレーション

 

景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のことをいいます。 この名称は、景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」を組み合わせた合成語。

 

 

本作では、

 

当時フィリピンではスタグフレーションとなっており家計が厳しく主婦が働かざる得なくなっている。

 

洗濯をする人手がないため洗濯機が売れている。そう島耕作の秘書であるローラが分析した。

 

 

トンド地区

 

地名。マニラの貧民街。多数の不法居住者が住んでいる。

 

警察の目も届きにくくNPAと呼ばれる共産ゲリラも潜んでいるといわれている。

 

 

本作では、

 

島耕作の大学の同期、五十嵐が好きになったダンサーのステラ。

 

ステラが住んでいるのがトンド地区。様子を見てきてほしいと五十嵐に頼まれ仕事の合間に見に行くことになった。

 

刃傷沙汰(にんじょうざた)

 

刃物を持って争うこと。 刃物で他人を傷つけること。

 

 

本作では、

 

ステラを現地妻として買っていた松原。島耕作にも現地妻を紹介したいと思い3人で飲んでいた。

 

そこにステラの夫が現れ、銃撃戦となった。最終的にはステラとその夫は亡くなり、松原は怪我をした。

 

マンションの住人からは苦情がきて島耕作はマンションを出て、樫村の家の離れで生活することとなった。

 

チョコレートを握る(ちょこれーとをにぎる)

 

20年くらい前まではキャディーが客から心づけをもらう事を多くのコースが禁じていた。

 

それでも接待などで心づけを渡す人がいたので、売店に高いチョコレートが置いてあり、それを買ってキャディーに渡し、キャディーが後で換金するシステムが生まれた。

 

パチンコの換金システムと一緒です。ゆえにチョコレート=お金という隠語になり、チョコレートを握る=お金を握る=賭けをする事の隠語となった。

 

本作でも島耕作がゴルフ場に行くたびに「チョコレートを握る」というセリフが登場する。

 

 

 

阿漕(あこぎ)

 

非常に欲張りで、やりかたがずうずうしいこと。

 

 

本作では、

 

コンサルタント会社の広井がODA絡みでフィリピンや日本の企業から裏金を受け取るなど私腹を肥やしているらしい。

 

島耕作が広井のことを「阿漕な金を稼いでいるダニみたいな奴」と表現している。

 

ワルツ

 

ワルツダンスの略。

 

 

本作では、

 

マリオセルバンテス邸で行われた仮面舞踏会。

 

新工業地帯への進出に向けてマリオ・セルバンテスとその娘ソフィア・セルバンテスと接点を作るために樫村と島耕作が潜入。

 

会が盛り上がりワルツを踊り始めたので樫村が島耕作に対して、「ダンスのパートナーを申し出たらどうだ」と聞くが、島耕作は「正式なワルツのステップが踏めない」と断るシーン

 

チーク

 

チークダンスの略。おとなしめのムーディーな曲に合わせて、(基本的には)男女が踊るダンス。

 

男女が向かい合いお互いの片手をつなぎ、男性の片手は女性の腰、女性の片手は男性の肩に。

 

踊るというよりも、曲にあわせて揺れる、くらいの動作。

 

その際、頬を寄せ合うため「頬=チーク」で、チークダンスという。

 

 

本作では、

 

酔っ払ったソフィア・セルバンテスが部屋に戻るときに島耕作が声を掛ける。

 

ソフィアの部屋でチークを踊りながら、近づいた理由を島耕作が話し始める。

 

須らく(すべからく)

 

ぜひともしなければならないという意を表す。

 

落成式(らくせいしき)

 

「落成」には「工事が完成すること」という意味。

 

 

本作では、

 

六本木で関東六星会という暴力団の自社ビルの落成式でコンサルタント会社の広井が出席していたのを木暮が目撃していた。

 

存在理由(レゾンデートル)

 

ある事物が存在することの根拠あるいは意義。実在理由。

 

 

本作では、

 

NRA(反政府組織)はフィリピンの貧しい人々を救うという存在理由で登場したが、ODAで援助を受け経済的に豊かになってくるとNRAの存在理由がなくなってきた。

 

結果としてODAでやってくる企業を目の敵にするようになった。

 

横溢(おういつ)

 

あふれるほど盛んなこと。

 

フィリピンは活気に溢れていることを島耕作は日本に帰る直前改めて感じていた。

 

 

ア・プリオリ

 

この事件の予兆として