用語集 | ニューヨーク編(1巻後半~4巻途中)

 

 

コスモポリタン

 

国籍・民族などにとらわれず、世界的視野と行動力とをもつ人。世界人。国際人。また、そのようなさま。

 

 

本作では

 

ニューヨークに単身赴任となった島耕作を出迎えた大学からの同期の日比野。

 

東京とニューヨークの文化の違いに島耕作が慣れるか日比野が不安を感じて気にかけたが、それに対して島耕作が「俺はコスモポリタンを自任してるんだ」と一言。

 

 

関連する人物:

 

日比野

 

ソーホー地区

 

地名。若い芸術家達が集まる自由な雰囲気のエリア。

 

もともとは町工場の倉庫などが並んでおり、それらを改造してバーやジャズスポットなどになっている。

 

 

本作では

 

 

 

ニューディール

 

店名。

 

日比野が勧めてくれたジャズバー。

 

場所が分からなかったため通りにいた女性(アイリーン)に訊ねて案内してもらうことになった。

 

関連する人物:

 

アイリーン

 

ボヘミアン

 

世間の習慣など無視して放浪的な生活をする人。

 

ニューヨークで知り合ったアイリーンが、島耕作と一夜をともにしたあとに、明日の会社の話をしているので島耕作は驚いていた。

 

アメリカ人はボヘミアンで日本人の方が勤勉かと思いきや会社への忠誠心は日本人以上にアメリカ人の方がもっていると気づいたからだ。

 

関連する人物:

 

アイリーン

ニューヨーク

 

地名。

 

 

 

 

セントラルパーク

 

地名。

 

アメリカのエグゼクティブは会社に行く1時間前、ジョギングをして自らを鍛錬している。

 

島耕作も本意ではないが、この環境に馴染むべくセントラルパークでジョギングをしている。

 

 

キッチュ

 

芸術気取りのまがいもの。俗悪なもの。

 

本作では、

 

ニューヨークの街並みでよく見かける馬車に対して、島耕作が気になりアイリーンに訪ねたところ返ってきたセリフが「最高にキッチュね」

 

関連する人物:

 

アイリーン

 

ブロードウェイ

 

道の名前。10ブロックの間に40軒もの劇場が乱立している。

 

ミュージカル

 

 

 

バッカーズ

 

ミュージカルに投資する一般投資家のこと。

 

水口 治雄の紹介で知り合ったクララ・シェールが今回担当する「ドゥノットフライミーツーザムーン」は一口8万ドル(当時の為替レートで日本円にして2000万円)。

 

一般人にはそもそも参加すらできない世界。

 

関連する人物:

 

水口 治雄

クララ・シェール

 

人のフンドシで相撲を取る(ひとのふんどしですもうをとる)

 

人の褌で相撲を取るとは、他人のものを利用したり、他人に便乗したりして、利益を得ること。

 

本作では、

 

ブロードウェイにあるワイスコフ劇場前に設置したHATSUSHIBAの大ネオンが宣伝物社内コンクールでグランプリをとった。

 

実際に設置を推進したのは水口 治雄だが、会社の金を横領して辞めた人間。

 

代わりに島耕作が設置したという扱いになったため、結果的にはニューヨークから本社に戻る通行手形を得た形になった。

 

島耕作が自分自身を「人のフンドシで相撲を取ってる」と感じた。

 

関連する人物:

 

水口 治雄

 

クレオパトラ

 

店名。

 

馬島典子が勤めている高級クラブの名前。座っただけで5万円の請求書がくるレベル。

 

島耕作と偶然鉢合わせたニューヨークにある日本料理屋でクレオパトラの名刺を出した馬島典子。その後、大泉裕介が現れちょっと気まずい空気が。

 

関連する人物:

 

馬島 典子

大泉 裕介

 

味噌っ滓(みそっかす)

 

味噌を漉(こ)した時に生じる滓(かす)のことで価値がないものの喩えとして使われたり、物の数に入らない者、仲間に入れてもらえない子供などを指して使われる言葉である。

 

 

本作では、

 

世界中で売られているキャットフードの新パッケージにボブのイラストが採用された。

 

アイリーンが広告代理店として入っており、採用されたことをボブに報告。

 

アイリーンとボブがそのことで盛り上がっている横にいた島耕作。自分が味噌っ滓であると気づきその場を去った。

 

一緒に喜びを共有できない島耕作含め複雑な三角関係を表している。

 

関連する人物:

 

アイリーン

ロバート=アレン(ボブ)

 

ナイアガラの滝

 

アメリカ滝とカナダ滝があって規模は圧倒的にカナダ滝の方がでかい。

 

水量の90%はカナダに流れる。そのため、ほとんどの観光客はパスポートを持参してアメリカを出国してカナダ滝を見る。

 

 

質種(しちぐさ)

 

質に入れる品物。質物 (しちもつ) 。しちだね。

 

本作では、

 

馬島典子がほかの男と付き合っていないか心配だった大泉裕介が島耕作にお目付け役として任命する。

 

島耕作が馬島典子の働いている高級クラブに行くとそのままの流れで馬島典子の自宅で一夜をともにする。

 

馬島典子は最初から島耕作がお目付け役として現れたのを分かっていたためにあえてそうしたようだ。

 

島耕作も弱みを握られたため大泉裕介に本当のことを言えなくなった。銀座の女の力強さを感じた瞬間。

 

関連する人物:

 

馬島 典子

大泉 裕介

 

 

内政干渉(ないせいかんしょう)

 

「内政」は、国内の政治。「干渉」は、他人の仕事を指図したり、妨害したりすること。

 

国際法では、ある国が他の国の内政や外交などに強制的に介入し、その国の主権を侵害することをいう。

 

内政不干渉の原則により、近代の国際関係においては、これをしてはならないこととされている。

 

 

ヘッドハンティング

 

ヘッドハンティングとは、経営者、経営幹部、それに準ずるミドル層などの優秀な人材を外部からスカウトし、自社に引き入れることをいう。

 

 

本作では、

 

ソラー電機へのヘッドハンティングの話を島耕作に持ち掛けてきた。

 

その実は、現場を抑えて検見川が上司に申告しようとしてたという罠だった。

 

関連する人物:

 

検見川

 

ラスベガス

 

ネバダ州にあってアメリカが公認している賭博の街。カジノは各ホテルの1階にあって24時間営業。

 

ラスベガスでハツシバの新製品の展示会をするため、福田部長から呼ばれて島耕作が向かった。

 

 

グランドキャニオン

 

コロラド川が数千万年かけて浸食隆起を繰り返して作り上げた大自然の傑作品。全長347km。

 

 

本作では、

 

ニュージャージーのハツシバ系列販売店店主をグランドキャニオンに案内することになり、福田部長の指示により島耕作が随行することに。

 

そこで仲良くなったミセスブラウンとホテルで行為に及ぶこととなる。

 

ミセスブラウンのアメリカナイズドされた肉体をみて、島耕作は「グランドキャニオンが眼前に迫ってくる!!」と心の中でつぶやいていた。

 

関連する人物:

 

ミセスブラウン

 

ルーレット

 

ラスベガスあたりの目利きのシューター(ルーレットに白い玉を投げ入れる人)であれば90%以上の確立で狙い目に投げ入れることができる。

 

そのため素人が勝つことはほぼ無理。ルーレットの理論を知ってる人は買ったときにときどきシューターにチップを配る。

 

島耕作がラスベガスのカジノでルーレットをやっていたところ、シューター(パメラ)に気に入られ、赤と黒どちらに入れるかわざわざ合図を送ってくれた。

 

島耕作は分かっていながらも信じることができず、結果一文無しになってしまった。

 

そして、パメラもまた島耕作に合図を送っていたことを監視カメラでマネージャーにバレてラスベガスのカジノから追い出される羽目に。

 

関連する人物:

 

パメラ

 

乾坤一擲(けんこんいってき)

 

運を天にまかせて、のるかそるかの大勝負をすること。

 

天下をかけて一度さいころを投げる意から。「乾」は天、「坤」は地の意。「一擲」はひとたび投げること。

 

ロサンゼルス

 

地名。人口300万人、メトロポリタン地域も含めると1300万人。

 

明るい太陽と抜けるような青空が特徴。

 

 

本作では、

 

ラスベガスでの展示会の仕事が終わったのち、福田部長に呼ばれロサンゼルスで一週間の販売促進の実態を調査するというアソビのような日々を過ごした。

 

関連する人物:

 

福田 敬三

 

サンフランシスコ

 

地名。3方を海に囲まれた半島に位置しその起伏に富んだ街のたたずまいは世界でも有数の美しい街と言われている。

 

 

本作では、

 

パメラの子供(今は離婚して離れ離れ)がサンフランシスコにいるため島耕作の提案で子供の様子を見に行くことに。

 

 

後光がさしてる(ごこうがさしてる)

 

『本当にありがたい』と思うような状況、『神々しい』と拝みたくなるような状態

 

 

本作では、

 

来年のカレンダーが完成したので会長である吉原初太郎のところに、宇佐美常務、福田部長、島耕作の三人で店に行った。

 

島耕作は初めて見る吉原初太郎を「後光がさしているように見えた」と表現している。

 

その翌日、吉原初太郎は亡くなった。島耕作が見た後光とは?死ぬ間際の何かだったのか。。。

 

関連する人物:

 

吉原 初太郎

宇佐美 欣三

福田 敬三

 

インサイダー取引(いんさいだーとりひき)

 

未公開情報を不法に共有・利用して証券市場取引を行い、情報を持たない投資家に損害を与える犯罪的行為をいう。内部者取引。

 

 

共謀共同正犯(きょうぼうきょうどうせいはん)

 

共同実行の意思の形成過程にのみ参加し、共同実行には参加しなかった形態の共同正犯をいう。

 

 

角逐(かくちく)

 

互いに争うこと。せりあい

 

 

本作では、

 

会長である吉原初太郎が亡くなり、社長、副社長がそれぞれスライドして会長、社長になった。

 

一つ空いた副社長のポストに大泉裕介、宇佐美欣三どちらが付くかで激しく競り合っていて、新聞記者が「角逐しているぞ」と評した。

 

最終的には大泉裕介が副社長の座についた。

 

関連する人物:

 

吉原 初太郎

宇佐美 欣三

大泉 裕介

 

洞ヶ峠を決め込む(ほらがとうげをきめこむ)

 

本能寺の変の直後に主君織田信長を討った明智光秀の軍と信長の重臣羽柴秀吉の軍が山城国山崎において激突した(山崎の戦い)。

 

この時、明智・羽柴の双方から加勢を依頼された大和の大名筒井順慶は、一度は明智側に従って山崎の南方にある洞ヶ峠まで兵を進めた。

 

しかし、最終的にはどちらに付くか日和見をしたとの伝説があったため、日和見する事を洞ヶ峠あるいは洞ヶ峠を決め込むと表現する事がある。

 

 

本作では、

 

島耕作が宇佐美派、大泉派どちらにつくこともなく静観していたように見えたことから福田部長が島耕作に言ったセリフ「つまりキミは洞ヶ峠を決め込んでたわけだ・・・」

 

関連する人物:

 

福田 敬三

 

 

団塊の世代(だんかいのせだい)

 

日本において、第一次ベビーブームが起きた時期に生まれた世代を指す。

 

焼け跡世代(あるいは戦中生まれ世代)の次の世代に当たり、第二次世界大戦直後の1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)に生まれて、文化的な面や思想的な面で共通している戦後世代のことである。

 

第一次ベビーブーム世代とも呼ばれる。日本経済においては第二次世界大戦後の高度経済成長、バブル景気を経験している。

 

この用語は堺屋太一の小説、「団塊の世代 (小説)」に由来している。この3年間の年間出生数は260万人を超えている。3年間の合計出生数は約806万人にのぼる。

 

 

本作では、

 

作者である弘兼 憲史(ひろかね けんし)が1947年9月9日生まれでありまさに団塊の世代。

 

作者と同じ年設定で進んでいる課長島耕作の主人公島耕作も同じ団塊の世代。

 

初芝電産で島耕作の同期入社が800人ということだから団塊の世代が会社における影響力もまた大きい。

 

 

全共闘(ぜんきょうとう)

 

全学共闘会議(ぜんがくきょうとうかいぎ)は、1968年から1969年にかけて日本の各大学で学生運動がバリケードストライキを含む実力闘争として行われた際に、組織した大学内の連合体。略して全共闘

 

 

本作では、

 

大泉派に入って着々と出世の階段を上っている樫村。

 

派閥や出世には興味ない、型にはめこまれるのが嫌いだといっている島耕作に対して、樫村が言ったセリフ「いつまでもゼンキョウトウを背負って生きるなよ」。

 

島耕作も自分のことを「代表的不器用な人間なんだ」と思っている。

 

関連する人物:

 

樫村 建三

 

かくれんぼ

 

伝統的な子供の遊びである。全国的に有名である。鬼が目をふさいでいる間に子が隠れ、後に鬼がそれを見つけだすという単純なルールであり、派生したルールを持つ遊びも多い。

 

 

本作では、

 

馬島典子の監視役として大泉裕介から命を受けてた島耕作。

 

裏では馬島典子と定期的に男女の行為をしていた。馬島典子の家で島耕作がくつろいでいたら突然、大泉裕介がやってきてクローゼットの中に隠れたがすぐに見つかった。

 

そこで大泉裕介が一言「かくれんぼして楽しいか」

 

島耕作もとっさの出来事でつい隠れてしまったことを後で後悔し、馬島典子のマンションを出た後にヤケ酒をした。

 

関連する人物:

 

馬島 典子

大泉 裕介